ローカルECサイト新規制作
■ローカルで自社ECサイトを持つということのイメージと意味
リアル店舗に例えると、楽天やYahoo!Shoppingのようなサイトは百貨店に出店するようなイメージです。高い場所代と売上げに応じたマージンは取られるので運営コストはかかりますが、百貨店としての認知度やブランド力があるため集客力は非常に高く、広告展開もモール内での展開に留めて行ってもある程度の効果は見込めます。ユーザーから見れば楽天など有名なモールという看板があるため安心して買物をすることができて、色んなジャンルの商品が数え切れないほど揃っており、しかもモール内の全ての店舗で使用できる共通ポイントも溜まる、使えるといったメリットがあります。
一方で店舗から見れば集客はモールがしてくれますが、あくまでモール内でのコンテンツの一部ということになる上に、同じジャンルの競合店も非常に多いため、モール内でのいかに目立つか、いかに独自色を出すのかという点が必要になってきます。
ローカルでの自社ECサイトの場合、リアル店舗で例えると自社で予算に応じた立地のテナントを探して出店するというイメージです。
百貨店のように高い場所代やマージンなどを取られることはなく、運営コストはその気になれば非常に低く抑えることができます。そして、店舗の内装や導線、陳列方法なども自社で自由に決めることが可能です。(楽天などのモールサイトではシステムとの関係により表示させるエリアなどは指定されていたりします)他にも外部へのリンク(他企業やブログなど)も自由に設定可能です。

一番重要なポイントとして顧客リストやメールマガジンなどの見込み客リストが自社保有になるという点です。楽天やYahoo!Shoppingに出店している店舗では、そのサイトで買ったユーザーやメールマガジンの購読をしたユーザーの情報は持ち出すことも自社でDMなどで使用することも不可となっています。
仮に楽天出店を撤退した場合、過去に広告予算を注ぎこんで集めた見込み客リストや顧客リストは持ち出せないためゼロになってしまいます。ですが、ローカルのECサイトならそういったことは一切なく、自社の財産として顧客リストや見込み客リストを保有することが可能です
ローカルでECサイトを持つことの意味において、これは非常に重要なポイントであり、一番のメリットであると思います。
サイト運営や広告展開など継続的に使うコストに対して財産として残るものが顧客リストであり見込み客リストです。それがあるということだけでもローカルのECサイトを持つ意味というものはあると思います。